ロレックス デイトナ 116509-78599 は、デイトナ・ラインナップにおける「ステルス・ウェルス(見せびらかさない富)」の選択肢です。すべて18Kホワイトゴールドで作られており、貴金属時計ならではの重厚感と格調の高さを備えながらも、一見するとステンレススチールのように見える控えめな美学を保っています。
主な仕様
- ケース&ブレスレット: 18Kホワイトゴールド製の40mmモノブロック・ミドルケース。ポリッシュ仕上げのセンターリンクを備えた象徴的なオイスターブレスレットと、快適さを素早く微調整できる5mmのイージーリンク・エクステンションが特徴です。
- ベゼル: セラクロム(セラミック)を使用する現代のスチールモデルとは異なり、タキメーターが刻印された固定式のホワイトゴールド・ベゼルを採用。時計全体に統一感のあるモノクロームな印象を与えます。
- ムーブメント: 伝説的なキャリバー 4130 を搭載。72時間のパワーリザーブ、垂直クラッチ(クロノグラフのスムーズな始動のため)、耐磁性に優れたパラクロム・ヘアスプリングで知られる自社製自動巻きクロノグラフ・ムーブメントです。
- 防水性能: スクリュー式のリューズとプッシュボタンに採用されたトリプロック防水システムにより、100メートル(330フィート)防水を実現しています。
デザインと魅力
「78599」という末尾はオイスターブレスレットを指しますが、このリファレンスの魂は文字盤に宿ることが多いです。
- ブルーダイアル: このモデルで最も有名なのは、赤いアクセントが効いた鮮やかなブルーのサンレイダイアルでしょう。ホワイトゴールドとのコントラストが美しく、コレクターの間で非常に人気があります。
- メテオライトダイアル: 現在は生産終了となりましたが、実際のギベオン隕石を使用したバージョンは、このリファレンスの中で最も高価で希少なバリエーションの一つです。
メリットとデメリット
- メリット: 金の重みによる圧倒的な存在感。タキシードからTシャツまで対応する汎用性。他の多くのゴールド製クロノグラフよりも資産価値が大幅に安定している点。
- デメリット: ホワイトゴールドはスチールよりも柔らかく、ポリッシュ仕上げのベゼルは「傷の磁石(傷がつきやすい)」である点。また、その重さゆえに一日中着用すると疲れを感じる場合があります。
市場の実情
正規販売価格は約40,000ドル前後ですが、ブルーダイアルモデルの二次流通価格は、年式や状態によって45,000ドルから55,000ドル以上に達することも珍しくありません。ロレックスのカタログの中でも、最も安定した「投資」価値のある一本であり続けています。




